実印の紛失

印鑑登録をしている判子を実印と呼びますが、この実印はご存知のように大変重要な印鑑になります。そんな大切な印鑑でももちろん紛失してしまうというリスクはあります。
もし仮に紛失してしまったら、どうなるのでしょうか。

 
実は、実印はそれだけでは効力がなく、印鑑証明書とセットとなって初めて効力を発揮するものなので、実印を紛失しても一般的には、悪用の心配はありません。ただし、あくまで一般的にはということで、巧みな手段を使って悪用される危険性はゼロでは決してありません。このため、紛失したらすぐに対処するようにしましょう。

 
具体的には、印鑑登録している市町村に紛失届けを提出します。これによって紛失した印鑑の印鑑証明書の発行を停止させることができます。次に、新しい印鑑を使って印鑑登録の改訂届けを行うことで、新しい印鑑登録への変更が完了します。さらに、警察に紛失または盗難届けを出すことによって、紛失した印鑑に対するトラブルを防ぐことができます。
実印の効力を発揮するには印鑑証明書が必要になるため、実際にはトラブルの危険性は低いものですが、面倒でも警察への届け出はしておいたほうがよいでしょう。また、実印は本当に必要なときだけにしか使用しない、という心がけも大切です。

印鑑証明書の取得

ここでは、印鑑登録を申請して実際に印鑑証明書を手にいれるまでの流れをご紹介します。
まずは印鑑登録を申請する前に印鑑登録をする判子と、身分証明書を準備しましょう。判子は、三文判やシャチハタでは登録を認められないので注意してください。

外部リンク《印鑑登録が可能な実印を販売している印鑑ダイレクト》

身分証明書は、運転免許証、パスポート、写真付きの住民基本台帳カードなどが一般的で、保険証では申請することはできません。この2つの準備ができたら、住民登録をしている市町村役場の窓口に行って申請を行います。
まず印鑑登録の申請書に必要事項を記入し、用紙を窓口に提出します。記入に不備があったり、判子に不備があったりすると、申請が遅くなったりできなくなったりしますので気をつけてください。用紙を提出してから約5分程度で印鑑登録カードが発行されますので、発行された印鑑登録カードを使って印鑑証明書の交付申請を行います。このとき手数料が数百円かかります。
証明書の交付申請からおよそ5分程度で印鑑証明書を取得することができます。
このように印鑑登録から印鑑証明書の取得までおよそ10分程度で完了することができますから、急に印鑑証明書が必要となった場合にも、あせらずに役所に出向いて手続きしましょう。

代理人による印鑑登録

印鑑登録は本人ではなく代理人が行うこともできます。
まず申請方法ですが、代理人が印鑑登録申請書を記入して役所の窓口に提出します。このとき登録する印鑑も必要になります。すると後日、登録者本人のもとに本人確認のための照会文書が郵送されてくるので、照会文書に必要事項を記入し役所の窓口に提出しますが、照会文書には有効期限がありますので注意してださい。
また、照会文書とともに代理権授与通知書も送られてきます。これは、代理人が印鑑登録を行うことを本人が任せているという証明になりますので、これも記入して提出します。

 
窓口で提出するときは、代理人本人であることを確認するために代理人の免許証やパスポートなども提出します。手続きの中で代理人が捺印する箇所がありますが、代理人の実印を押す必要はありません。代理人による印鑑登録は、平日に仕事があって役所の窓口に行けない夫の代わりに妻などが行う場合が多いです。手続きは多少時間がかかるものの、特別な手続きが必要とされるわけではないので安心しましょう。
ただし印鑑登録は大切な業務ですし、登録印鑑をなくしたり間違えたりすると、あとで面倒なことになってしまいますから、注意して行いましょう。

印鑑登録の意味

印鑑登録はもうお済みでしょうか。
印鑑登録とは、公にその判子が自分のものだと証明することで、登録するには住んでいる市町村に届け出ることが必要になります。印鑑登録をした判子は実印といい、自動車の売買、不動産の売買、公正な証書を作成した場合など、人生でめったにない重要な出来事の場面で必要になります。とても重要な判子となるため、登録できる判子は複製ができない形状でなければなりませんし、印鑑登録できる判子にはいくつかの制約があります。

 
まず、他人が登録していない判子で印影の大きさが一辺8mm以上25mm以下であることが必要です。また、住民票に登録されている氏名の氏または名の一部を組み合わせているものでなくてはならず、ペンネームや芸名での登録はできませんし、職業や資格など氏名以外の内容も表すこともできません。変形しにくく印影が鮮明であることも大切で、外枠がなかったり文字が切れている判子は登録できません。

 
ただし、市町村によってその制約は多少異なりますので、実際にはご自身の市町村に確認してみてください。
印鑑登録は15才以上の人がひとつだけ登録することができ、外国人でも外国人登録していれば登録が可能です。なお印鑑登録は市町村に対して行うため、同一市町村以外に引越しした場合、印鑑登録は自動的に破棄されてしまい、その判子は実印ではなくなってしまいます。
このため、引越し先の市町村で、あらためて印鑑登録をするようにしましょう。